雨水貯留浸透槽の性能を進化させる「機能性雨水マス」の新提案2025.01.24
こんにちは、アロン化成株式会社 環境インフラシステム事業部です。
豪雨災害や内水氾濫が増える中、雨水貯留浸透槽や浸透トレンチは持続可能な都市環境を構築するための重要な設備です。そして雨水貯留浸透槽施設にアロン化成が提供する「機能性雨水マス」を取り入れることで、その性能をさらに向上させることができます。
本コラムでは、雨水浸透施設の設計に「機能性雨水マス」を採用していただくことのメリットをご紹介します。
機能性雨水マスの種類とその利点
「機能性雨水マス」は用途に応じた3種類のマスがあります。
・雨水フィルターマス
・雨水オリフィスマス
・雨水逆流防止マス(通気付き)
・雨水逆流防止マス(トラップ付き)
これらを事前に設計に組み込んでいただくことで、雨水貯留浸透施設の維持管理と長寿命化を簡単に実現できます。設置方法も通常の雨水マスと大きく変わらないため、現場の省力化や納期短縮にも貢献できます。
雨水フィルターマス - 落ち葉やゴミの侵入をシャットアウト
雨水フィルターマスを雨水貯留浸透施設の上流側に設置することで、内蔵されたフィルターによって落ち葉やゴミが槽内に入ることを防ぎます。
樹脂製の雨水貯留浸透施設は槽内の清掃が難しく、砕石を用いた雨水貯留浸透施設はそもそも清掃自体が不可能です。
雨水フィルターマスを設置することで、雨水貯留浸透施設の落ち葉やゴミによる目詰まりを防止し、浸透能力の維持や清掃の手間とコストを削減することができます。
【特徴】
①目詰まりしにくい椀型フィルター形状を採用
②バケット一体型のフィルターなのでマス内の維持管理が簡単
③雨水マス形状、浸透マス形状の2種類をラインナップ
雨水オリフィスマス - 流出抑制を簡単に実現
通常、雨水の流出抑制にはコンクリートマスの放流側を鉄板で仕切るなどの作業が必要ですが、雨水オリフィスマスを雨水貯留浸透施設の下流側に設置し、マス内に内蔵されたオリフィスを手ノコまたはハンドグラインダーなどでカットすることで簡単に流出量を抑制できます。
オリフィスには目盛りが付いておりますので、孔径出しも簡単です。
【特徴】
①目盛付きのオリフィスをカットするだけなので、孔径の調整が容易
②バケット一体型のオリフィスなのでマス内の維持管理が簡単
雨水逆流防止マス(通気付き) - 豪雨時の逆流防止
台風や集中豪雨、線状降水帯などで放流先に想定外の雨量が流れ込むと、雨水貯留浸透施設に雨水が逆流することがあります。
雨水逆流防止マス(通気付き)を雨水貯留浸透施設の下流側に設置することで、放流先からの雨水の逆流を防ぐことができます。
【特徴】
①弁による逆止構造で、設置するだけで雨水の逆流をストップ
②通気はブロワーの圧力に対応しているので、浄化槽の下流側にも設置可能
③逆止弁は着脱式なのでメンテナンスが簡単
④雨水マス形状、浸透マス形状の2種類をラインナップ
雨水逆流防止マス(トラップ付き) - 合流地区の雨水配管に
合流地区での雨水逆流防止には雨水逆流防止マス(トラップ付き)が最適です。
雨水逆流防止マス(トラップ付き)を雨水貯留浸透施設の下流側に設置することで、下水本管からの臭気と雨水の逆流を同時にシャットアウトします。
【特徴】
①弁による逆止構造で、設置するだけで雨水の逆流をストップ
②トラップ付きなので下水本管の臭気もブロック
③逆止弁は着脱式なのでメンテナンスが簡単